会長ごあいさつ

2019年度会長

 鹿児島県弁護士会のHPにご来訪いただき有り難うございます。
今年度会長の笹川理子(ささがわみちこ)です。
 今年度は会長の私の他、萩原隆志(はぎはらたかし)、正込健一朗(しょうごもりけんいちろう)、岩井作太(いわいさくた)の3名の副会長が当会の運営を担当いたします。どうぞよろしくお願い申し上げます。

 さて、皆さんは弁護士会とはどのようなものとお考えでしょうか?平たく言えば、弁護士会は弁護士が組織する団体なのですが、そうすると、ではそもそも弁護士って何者?という疑問が生じてくると思います。弁護士は法律の実務家、専門家ですが、裁判官や検察官とは異なり、民間の立場で活動する在野法曹と言われています。そして、「基本的人権を擁護し、社会正義を実現することを使命とする」こととされています(弁護士法第1条)。この弁護士の使命及び職務に鑑み弁護士自治が認められており、弁護士業務についてはどこの官庁からも監督されない反面、自ら弁護士としての品位を維持し、弁護士事務の改善進歩を図ることが要求されており、そのために弁護士の指導、連絡及び監督に関する事務を行うことを目的として強制加入団体として(同法第8条)設立されたのが弁護士会なのです(同法第31条)。弁護士会は地方裁判所の管轄区域ごとに設立されることとされており(同法第32条)、弁護士の職務に関する紛議につき調停をしたり(同法第41条)、司法事務に関して建議や答申をしたり(同法第42条)、所属弁護士を懲戒したりすることができる(同法第56条)とされています。従って、鹿児島県弁護士会は鹿児島県内に事務所を有する全ての弁護士や弁護士法人が所属し、その自治自律のための活動をする団体ということになります。 平成31年4月1日現在の会員数は217名(うち女性会員は29名)、弁護士法人は27法人で、これらの会員が鹿児島地方裁判所本庁管内に182名、知覧支部管内に4名、加治木支部管内に9名、川内支部管内に5名、鹿屋支部管内に10名、名瀬支部管内に7名と散らばって各地域に密着した活動をしています。

 このように、弁護士会は弁護士業務と密接な関わりがある訳ですが、弁護士業務といえば法律相談や、交渉・協議、裁判等がイメージしやすいと思います。しかし、私達弁護士の活動はそれに留まりません。法律実務家としての知見を生かして、講義講演を通じて人権意識の普及や醸成に努めたり、立法や制度のチェック機能を果たしたり、各種団体の委員や役員として議論に参加したり、と幅広い範囲に及びます。そして、弁護士が法律の専門家であることから、その扱う分野は法に関わること全般に渡ります。このような幅広い弁護士業務に対応するために、当会では多くの専門委員会を設けて各種の問題に取り組んでいます。例えば、刑事弁護、犯罪被害者支援、消費者問題、高齢者障害者支援、子どもの権利、法教育、人権、憲法問題といったような委員会があり、各分野における諸問題についてより高度で迅速な活動に積極的に取り組んでいます。これら以外にも多くの委員会があり、このHPでもご紹介していますので是非ご覧ください。

 私達の日常の社会生活は実は皆さんが意識している以上に多くの法律と関わりを持っています。例えば、お店で買い物をすることは民法上の売買契約の締結(民法第555条)にあたりますし、結婚や離婚についても民法に規定があります(同法第731条~)。交通事故は刑法上の業務上過失致死傷罪(刑法第211条)や道路交通法違反、民法上の不法行為責任(民法第709,710条)等が問題となり得ます。それだけ、皆さんは法律上の紛争や事件に巻き込まれる可能性を潜在的に持ちながら日々生活しているということです。
 もちろん、トラブルには巻き込まれないことが一番ですが、万が一期せずして紛争や事件の当事者・関係者となってしまったような場合、皆さんに寄り添ってその正当な権利を守ることができるのは、法曹としての知識や経験を持って広い視点で法的なサービスを提供できる弁護士であるということは言うまでもありません。そして、これだけ身近に弁護士がいるにも関わらず、弁護士から専門的なアドバイスを受けることのないまま、正当な権利を行使する機会を失ってしまうのは何とも勿体ない話ではありませんか。
 当会では、当会館での常設有料法律相談の他、特定分野については○○110番といったような法律相談イベントを行ったりしていますし、県内の巡回相談や自治体等の法律相談事業への弁護士派遣等もしています。また、弁護士費用が心配な場合は法テラスの法律扶助制度を利用する等の方法もあり得ます。

 私達弁護士は皆さんの様々なトラブルを法的に解決するお手伝いができるよう日々精進していますし、弁護士会はそれを様々な形で支えています。何か困りごとが生じましたら、とりあえず弁護士にアクセスしてみることが最終的には問題解決への近道になるはずですので、まずはお近くの弁護士にご相談されませんか?

 より皆さんから頼りにしていただけるよう、当会自体も常に向上心をもって研鑽に努めてまいります。

2019(平成31)年4月1日
鹿児島県弁護士会
会 長 笹川 理子

ページのトップへ戻る
無料法律相談カレンダーのご案内
法律相談会場のご案内
法律相談窓口
司法過疎地域巡回無料法律相談
ひまわりほっとダイヤル
ひまわりお悩み110番
弁護士無料派遣
災害特設ページ
鹿児島県弁護士会へのお問合せ
鹿児島県弁護士会会員ページへログイン
鹿児島県弁護士会CM