会長ごあいさつ
令和4年度会長の神川洋一(かみかわ よういち)です。今年度は,5名の副会長,早川雅子(はやかわ まさこ)弁護士,芝原章吾(しばはら しょうご)弁護士,和田拓郎(わだ たくろう)弁護士,中馬敏之(ちゅうまん としゆき)弁護士,前田昌宏(まえだ まさひろ)弁護士,とともに,当会の運営を担当いたします。
現時点におきましても,新型コロナウイルス感染拡大は,皆さまの日常生活に大きな影響を与えているものと思います。皆さまのご心労,ご察し申し上げます。そのような日常生活の中で,法律的なお悩みに直面されてはいないでしょうか?また,社会生活を送るうえで,法律的な案件にお悩みの方も沢山おられるのではないでしょうか?
皆さまに寄り添って,皆さまのお悩みを親身になって聴いてくれる弁護士は身近におられますか?鹿児島県弁護士会にはそのような弁護士が沢山おります。令和4年4月1日現在,219名の弁護士がおり,うち30名は女性弁護士です。弁護士法人も32法人あります。鹿児島県弁護士会の会員である弁護士や弁護士法人が皆さまの相談に乗っています。
先日,事業承継の件で,あるお年を召した女性とお話をする機会がありました。その女性は,「娘の離婚の件で,鹿児島県弁護士会を訪問しました。若い弁護士の先生にご担当いただきましたが,その先生が親身になって相談に乗ってくれました。とても誠実な方で,分かりやすい言葉で丁寧に説明してくれました。」と,とても嬉しそうに語っていました。
弁護士の職務は,皆さまの依頼を受けて訴訟その他の法律事務を行うことですが,その法律事務という業務を行うことにより皆さまの自由と権利を守ります。それが,「人権擁護」です。また,弁護士は,日常業務を誠実に処理することを通じ,社会正義(人が社会生活を送るうえで求められる正義)を実現するのであり,社会秩序を維持し,法律制度を改善していきます。それが,「社会正義の実現」です。さらに,弁護士は,先進の弁護士が獲得した「弁護士自治」の下,弁護士会とともに,「人権擁護活動」「社会正義の実現活動」を行います。
鹿児島県弁護士会も,「人権擁護」「社会正義実現」という使命の下,皆さまにとりまして,「親しみやすい,利用しやすい,信頼できる弁護士会」を目指して,努力してまいります。どうぞよろしくお願いします。
なお,鹿児島県弁護士会の会館においては,新型コロナウイルス感染予防対策として,全ての弁護士及び職員はマスク又はフェイスシールドを着用しておりますし,法律相談室においても飛沫防止のためアクリル板を設置しておりますので,安心・安全な法律相談が可能となっております。ご来館時には,感染拡大防止のため,マスクの着用・検温をお願いしておりますので,ご協力お願いします。
令和4年4月1日
鹿児島県弁護士会
会 長 神川 洋一